さて、いよいよ明日、音楽ゲームの歴史が動こうとしています。『ナムコの音楽ゲームにコナミ(とセガとタイトー)の音楽ゲームの曲が入り、コナミの音楽ゲームにナムコとセガとタイトーの音楽ゲームの曲が入る』、言うなればベルリンの壁が崩壊したような、“誰しもがありえない、起こり得ない”と考えていたことが明日、ついに現実となります。

そこで、と言うのもおかしいですが自分と音楽ゲームの歴史を振り返ってみる事にしました。



僕が初めて音楽ゲームに触れたのは2003年ごろ、太鼓の達人4の時でした。

太鼓の達人に興味を持ったきっかけは筐体から「おさかな天国」が流れてきたことだったと思います。

「なんでゲームセンターの機械から知っている曲が流れてくるんだ?」そう思った覚えがあります。

プレイしてみると当然版権、知っている曲が多数あり衝撃的でした。
知っている曲に合わせて操作することの魅力にすぐに病みつきになりました。
 

それからと言うもの、親に小銭をねだってそれを握りしめせっせとゲーセンに通う日々が続きました。
何度も何度もトライし初めてフルコンした曲は「ガッツだぜ!」(のもちろんかんたん)でした。
当時は両手を上手く使ったり出来なかったので右手オンリーの叩き方疲労は半端なかったのを覚えています。

今から見ればなんでもないことでしたが当時の嬉しさはひとしおでした。

その後も順調に上達し、「TRAIN-TRAIN」のかんたんで初めて200コンボを繋いだりしていました。
そんな折自宅からほど近いゲームコーナーに太鼓の達人3がある事を知り、プレイの軸はそちらに移りました。

クリスマスにはPS2とあっぱれ三代目タタコン同梱版を買い、猛烈な勢いで上達していきました。
そんな僕に立ちはだかったのは「KAGEKIYO」でした。三代目の「サバイバルモード」のラスボスであったこの曲、当時はドンダフルと同じ、つまり現在のおに表と同一譜面であったため僕にはなすすべもなくゲームオーバーになり悔しい思いをしていました。その後もKAGEKIYOはちゃんと出来ないまま、CSを次々と買ったりゲーセンに行ったりしていました。

そんなある日、大きめの商業施設内のゲーセンに行ったところ、太鼓の周りに人集りが出来ていました。その先を見ると十代ぐらいのにーちゃんが「KAGEKIYO」のドンダフルをプレイしていました。そしてそのにーちゃんはKAGEKIYOをフルコンボし注目の的になっていました。僕は「すげぇな、いつかああなりたいな」という思いを抱きました。

先述のゲーセンが太鼓3から当時最新の太鼓5にバージョンアップし、ホームゲーセンとなりました。

この頃から明確に「BEMANIシリーズ」の存在を知り、触れていきました。

確か最初に触れたのはそのゲーセンに置いてあったポップン9だったかと思います。太鼓とは明らかに違う感覚に違った感情を覚えた気がします。

次に記憶にあるのは太鼓の達人6を初めてプレイした時です。200-2のアホみたいな設定の台で大丈夫だろうと選んだ一曲目はよりにもよって「Bon voyage!」。手も足も出ず撃沈したのでした。

ネットを使うようにもなり、色々な情報を得、コナミとナムコの確執も僕の知る所となり、「太鼓の達人にBEMANIの曲が入ることは有り得ない」そんな認識を僕も持つようになりました。とは言えいつか、いつかBEMANIの曲を太鼓の達人でもやってみたい、そんな夢はおぼろげながらまた他の人と同じように持っていました。
ある程度上達したものの、僕には引っかかることがありました。「KAGEKIYO」です。クリアはいつの頃からかできるようになっていましたがやはりあの曲をフルコンしたい、そんな事を思い、研究を始め、幾度のトライを経て、ついに「KAGEKIYO」をフルコンボしたのです。
しかしそんな僕にまた壁が現れました。「きたさいたま2000」です。
太鼓の達人ドカッと大盛り七代目にも収録されたこの曲、やはり苛烈な難易度で手も足も出ませんでした。
正直トラウマレベル、クリアできることは多分無いだろうとそこから数年放置していましたが、この曲にも何かクリアしないといけない、そんな気持ちを起こさせる効果でもあるのでしょうか、やはり研究を始め、幾度のトライを経て、ついに「きたさいたま2000」が クリアできるようになったのです。
気づけばそんな僕も高校生となり、様々なゲーセンでいろんなゲームと出会い、色々な音ゲーに触れ、ある程度上達し、時が流れ大学生となった今では新しい音ゲーには1度は触れる、DrumManiaが第二メイン機種な音ゲーマーになりました。
そこに訪れた今回の知らせ。なんだかんだ古くから音ゲーに触れてきた者としては言葉では言い表せないほどの衝撃と感動がありました。”有り得ないと思っていた事が現実になった”のです。
そしてそれは明日僕らの元に姿を現します。
間違いなく音楽ゲームの歴史にその1ページを刻む日。
楽しみと言う言葉では決して表しきれないほどの思いを持っています。