2019年は沖縄県民にとって大きな変化があった年だった。
そう、1974年の1号店出店以来「出店は検討していない」とまで言い切られていた
セブンイレブンが沖縄県へと出店を開始したのだ。
今まで最寄りのセブンは台湾(国内に限れば鹿児島県指宿)と
「近くて便利」とは対極にあり、
"鳥取のスタバ"と同じようにセブンイレブンが無いことを一種のコンプレックスのようにすら感じていた沖縄県民には大変インパクトの強い出来事であった。


そして出店時のプレスリリースにはこう書かれていた。
「5年で250店舗を出店します」。
2019年6月末現在でファミリーマートは325店舗、ローソンは232店舗である。(出典)
個人的にはファミマが32年(1987年出店開始)、
ローソンが22年(1997年出店開始)掛けて築いた店舗数に
たったの5年で追いつく訳が無いと思っている。
(セブンは空中に土地をつくる機械でも持ってるのか?)
ならば記録を付けてやろうということでセブンイレブンの沖縄県内出店の記録を付けることにした。

2019年7月11日 0店舗→14店舗(沖縄県出店開始)
・国際通OTSビル店
・国際通松尾1丁目店
・那覇松山1丁目店
・新天地浮島店
・那覇金城2丁目店
・那覇小禄1丁目店
・那覇新都心公園前店
・豊見城中央店
・豊見城金良店
・東風平JAおきなわ店
・糸満座波店
・糸満兼城サンプラザ糸満店
・糸満真栄里東店
・北谷北前1丁目店
那覇市、豊見城市、八重瀬町、糸満市、北谷町へ出店。


7月20日 14店舗→15店舗
・ロワジールホテル那覇店

8月8日 15店舗→16店舗
浦添市に初出店。
・浦添内間1丁目店

8月29日 16店舗→17店舗
南風原町に初出店。
・南風原新川店

10月1日 17店舗→18店舗
・南部医療センター店

10月17日 18店舗→20店舗
沖縄市に初出店。
・沖縄高原6丁目店
・沖縄美里店

10月31日 20店舗→23店舗
うるま市に初出店。
・うるまみどり町4丁目店
・沖縄照屋2丁目店
・うるま赤道店

11月14日 23店舗→26店舗
・国際通牧志2丁目店
・那覇松山2丁目店
・浦添宮城2丁目店

11月28日 26店舗→28店舗
中城村に初出店。
・うるま喜屋武店
・中城村泊店

12月12日 28店舗→29店舗
・八重瀬東風平店

以上である。

そして分かりやすいように出店場所に印を付けてみた。
https://drive.google.com/open?id=1Qla1csSwJ0RT4P8MsIt6uJSzqQVJcYrX&usp=sharing

個人的には想像より少ないという印象が拭えない。
店舗網も何故か宜野湾市への出店が1つもなく、
那覇市も国際通り~那覇新都心の区間にかけての出店しかなく物足りない。
出店された店舗に行ってみると明らかに他2チェーンよりも品揃えで劣っているので
生産体制がボトルネックとなっているのではと思う。
ともあれ遂に日本3大コンビニチェーンの全てが沖縄に進出し、戦いの火蓋が切って落とされた。
シェアで独走を続ける沖縄ファミリーマート、それを追うローソン沖縄、
そしてそこに挑むセブンイレブン沖縄。
戦いの行方はどうなるのだろうか。